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パラグアイの住宅情報を見ていきましょう。
日本で当たり前に過ごしていると、国外のことはまったくわかりません。それが移住やビジネス環境を求めて、という事になるとご自身がそこで上手く生活できるかしっかりと吟味していきたいものです。
パラグアイではある程度の金額を持っている場合、住宅は比較的簡単に見つける事が可能だ。特にアスンシオン地区の住宅はピンからキリまでかなり多くの住宅が賃貸にだされているし売り家も多くある。
例えば、移住したてであれば日本人宿に泊まるのもいいだろう。
しかし、日本人宿の平均は一日50.000Gs.-(約10ドル)程度のコストがかかる。この宿に一か月泊まるとおよそ 1.500.000Gs.- つまり単純な計算で300ドルぐらいになる。
日本からみれば安い値段といえるかもしれないが、我々のようにパラグアイにすでに移住しているものからみれば、150万Gsも月に支払えるのであればそこそこの賃貸できるのに、と考えてしまう。
ページ下記にある宿泊施設ならひと月300.000Gs.-(約60ドル)で住むことが可能であるが、基本的にはベットが一つだけあるワンルームなので家族で住むには難しいかもしれない。
前述では日本人宿は高いという記述をしたが、やはり旅行でも移住目的でもビジネス目的の来パであろうが一日二日はここに泊まることをすすめる。その理由は「最新の情報が得られるから」だ。
アスンシオンであれば「日本人宿」「らぱちょ」「アミスタ」などで検索をすればホームページが出てくるし、イグアス移住地であれば「ペンション園田」と検索すればすぐに情報が出てくる。
パラグアイは10〜3月は室温で摂氏35度前後と非常に蒸し暑い。思い出したくも無いが、筆者も一度この洗礼を受けた事がある。
その年、真夏に大規模な停電が起きた。原因は増えすぎた住宅のクーラー使用量についていけずアスンシオンにある比較的大きな変電所が爆発したのだ。
蒸し暑い気温の中で寝るのはかなり難しい、筆者も床にバスタオルを敷いて寝るなどの涙ぐましい努力をしたが一睡も出来ずに結局、月明かりの下で友人とテレレを飲んですごした。
冬季6〜8月は、一日の気温差が激しく、朝晩は5度以下まで下がる日もある。しかし寒い日が続く事は稀で、日中は半そでで過ごし、そのままの姿で帰宅するときもある。
そのため、ほとんどの一戸建て住宅は、夏の暑さに対応した建築様式(天井が高く、床はタイルや石張りが一般的であり、プールを備えた住宅も多い)になっている。
不動産の契約に関して見ていこう。例えば一般的な、2〜3LDKで、庭および車庫付き、バス、トイレは2〜3個がついている物件は場所によるが1000ドル以上はすると考えたほうがいい。パラグアイでも不動産会社はあるが基本的には自分の足と新聞の情報を元に見つける事になるだろう。
以下に理由も示していくが基本的に信頼の置ける企業以外は利用しないほうがよい。人にもよるが拙いスペイン語で物件の契約をするのおすすめしない。
その理由は、賃貸契約後の家主と借り手のトラブルには、不動産会社、仲介人は一切の責任を負わないからだ。
日本でいう所の大家が決めた事には絶対に従わなくてはならいないのだ。パラグアイ人は利益以上に迷惑を極力さける傾向がある。
従えないならば収入が入らなくてもいいから契約をしないというスタンスだ。例えば現代の生活ではネット環境は必ず必要となるだろう。
ネットのケーブルを引くには壁に穴を空ける突貫工事が必要だ。いいところにある物件でも大家が認めなければケーブルを通す工事をしてはならない。
もちろんエアコンやネットの理解はかなり進んでいるのでその辺でもめることは稀だが、ひどい大家の場合では売り手が見つかったから一か月でこの家を退去するように勧告する事例もあるので、注意するに越したことはない。
筆者は個人宅~一人用のアパートまでいろいろなところに住んだ経験があるが、水道代、ごみの回収代、水(ミネラルウォーター)、ネット料金、近所付き合い、テレビの料金など賃料以外でも1.000.000Gs.-(200ドル)程度の経費が出て行く事も考慮にいれて契約をしよう。
最後に治安の悪さを考慮にいれよう。もちろん、その地域の事は住んでみないとわからないが空き巣、強盗の被害もよく聞かれるため、ー戸建て住宅の場合は防犯設備が十分整っているか確認しよう。
家の周りの格子であったり門の上からの侵入を防ぐ電気配線などだ。そのほかにもパラグアイではトルメンタと呼ばれる強風を伴う豪雨があり、アスンシオン市内でも排水設備が完全ではなく、大雨の際には道路が冠水してしまう。川の近くや低地の物件はおすすめしない。
首都アスンシオンでも一回雨が降ったら道路は川のように氾濫する。最近のニュースでも町が一つ水害によって陥没し、大量の寄付がおこなわれたり、水没してしまった川から家の日用品を拾い上げようとして感電死してしまった若者がいたり、といったニュースが流れた。確かに川沿いは景色がいいが、どうしても選びたい場合は高台にある住宅を選択しよう。
またアパートメントの場合、安全管理面から、管理人が常駐する物件がよい。特に地上階や低層階を借りる場合は、堀や大きな樹木の位置、アパートメント自体の防犯設備。それから車庫に車をとめるときは賃料以外の経費が必要になるのか?なども確認しよう。
パラグアイはまだまだ他の発展途上国と同様に停電がよくある。高層アパートメントの場合、停電を考慮し、エレベーター用自家発電の有無も確認しておこう。
最後に、ー戸建て住宅の場合、騒音や排気ガスなどを考慮して、大通り沿いは避けたほうがいい。筆者が昔住んでいた家は大通り沿いではない、若干、町からは離れた地域だったが、近くにあるサッカー場の騒音にたびたび泣かされた。
サッカーはパラグアイ人にとって最大の娯楽だ。詳しくは娯楽のページを見てみよう。
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