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パラグアイの楽器・工芸・ダンス

パラグアイ人の生活に音楽や、ダンスは欠かせない。
ここではパラグアイの楽器・工芸・ダンスを紹介しよう。ダンスといってもここではパラグアイの伝統的なダンサ・パラグアージャの紹介だ。
間違っても男性を惑わす魅惑のダンスではないので注意しよう。

パラグアイの楽器

パラグアイでよく使用される楽器は、アルパ(パラグアイハープ)や、ギターが有名であり、エ房もたくさんある。既製品ではアルパは500ドルぐらい、ギターは100ド ルくらいで販売されている。
ここで書いているギターとは、アコースティックギターである。間違ってもエレキギターではないので注意しよう。伝統的な音楽もそのほとんどがギターで音楽を奏でているし、現在でも街のいたるところでパラグアイ独特の音楽が流れている。
バンドマンは複数人でチームを組んでいて、一人で演奏するという人はまれだ。伝統的なパラグアイの音楽はゆったりとしたメロディーに独特の歌詞をつけたものが多い。
次にアルパをご紹介しよう。パラグアイハープは、いわゆる我々日本人のイメージするハープに近い。音色も同じ様な音が混じるがやはり、違いがある。
筆者は欧米のハープは聞きかじる程度にしか聞いたことが無いが、アルパの有名なハープ奏者と話す機会があり、その方いわく親指と人差し指と中指で演奏する人が3流。小指までフルに使ってアルパを弾けるようになると1流なんだそうだ。
パラグアイの伝統的な音楽を聴きたい場合は「recuerdo de ypacarai(思い出のイパカライ)」などをネット検索してみよう。

パラグアイの工芸

パラグアイのエ芸品としては、皮革加工品、木工品、土器、陶器などが挙げられるが、特に有名なのは、ニャンドゥティ(パラグアイ刺編)、アオポイ(綿織物)である。
このニャンドウティに関しては、教えてくれる先生がパラグアイには多くいるので旅の記念に教わってみるのもいいだろう。ちなみにこのニャンドゥティはもちろん「猫」とは関係ない。関係あるのは「蜘蛛」だ。ニャンドゥティはパラグアイの古い言葉で「蜘蛛の巣」を意味している。
だから色鮮やかな糸を編み込んで蜘蛛の巣のように左右対称に作られるのだ。
次にアオポイを紹介しよう。アオポイもパラグアイの伝統的な織物であるが、他の国に多い着物やドレスのように決められた場所で使われるものではなくて、日常的に着用される織物だ。
使い方によってはお洒落アイテムとしても活用できるとおもう、ちなみに、このページを見ている方は旅行好きだと推測できるので、ベトナムのアオザイをご存知だろう。
アオザイを着るのはベトナム人女性が中心だ。男性が着ているのはあまり見かけない、これと同じようにアオポイも基本的に男性が身につけていることがおおい。
しかし、アオポイはパラグアイの伝統的な踊り、ダンサ・パラグアージャを踊るときに男性も女性も身につけて踊る。

ダンサ・パラグアージャ

パラグアイの伝統的なダンス、ダンサ・パラグアージャを紹介しよう。
ここで「ダンサ・パラグアージャって知ってるけど、世界の果てまで行ってQでイモトがやってたボトルを頭に乗っけてくるくる回るやつじゃないの?」という疑問を持つ方もいらっしゃるだろうが、ボトルを頭にのせて踊るボトルダンスはダンサパラグアージャの一部でしかない。
語弊を恐れずに言うとダンサ・パラグアージャはパラグアイ人男性にとって日本の修学旅行で踊られるフォークダンスに近いものらしい。異性と手をつなぎ踊る初めて機会という意味で。
ダンサ・パラグアージャの発祥はその昔、パラグアイを占領しに来たスペイン人と現地にあったインディヘナの文化が融合してできあがったと言われている。この踊りは昔のパラグアイ人たちの生活を題材に作られており、ポルカ(女性が複数で踊る)、ガロパ(女性が複数で踊る)、ボトルダンス(頭にボトルを乗せる)などの種類がある。
なお、これは推測であるが、ダンサ・パラグアージャ=ボトルダンスのイメージが日本人に出来てしまったのはマスコミが紹介する際に、わかりやすく面白いボトルダンスを題材に番組の撮影したからである。
またスペイン語を勉強している方もダンサ・パラグアージャ=ボトルダンスと勘違いしてしまう理由がある。それはスペイン語でいうと、ダンサ=ダンス、パラグアージャ=パラグアイ人(女性)だから女性のダンスだろうと、目星をつけてしまうのだがそれは誤りで、正確にはパラグアイのダンスという意味だ。
スペイン語のダンサは女性名詞なので、その後につく言葉も変化するというだけで、女性のダンスを表しているわけではない。

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