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パラグアイ共和国の首都 アスンシオン(Asunción)は、パラグアイ川とピルコマージョ川の合流地点、パラグアイ川の左岸に位置する人口約85万人のパラグアイ第一の都市だ。
正式名称は「ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン」(Nuestra Señora de la Asunción)しかし、長いので「アスンシオン」と呼ばれている。
1537年にスペインのエスピノサ隊長によって設立されたアスンシオンは、南米の他の都市に探検家を送り出す拠点となっていた事から「母なる都市」とも呼ばれる、南米で最も古い都市の一つだ。
当ページでもパラグアイの色々な歴史を紹介しているが、アスンシオンは平和と厳しい戦争の時代を交互に経験しながらも、人々は人情味に溢れた穏やかな性格を残している。
この町の特徴は、19世紀初頭のコロニアル風の建物と緑豊富な公園、そして静かな住宅街が混在している点などだ。災害の少ない国だからかセントロを中心に昔の建物を残している。
パリのアンバリッド(ナポレオンの墓があります)を模して造られたドーム型霊廟で、英雄広場の一角にある。国家の英雄達が祀られているパラグアイ唯一の霊廟で、入口には正装したパラグアイ軍の衛兵が警護している。
しかし、工事をしている場合もあるので、見学に行くには新しい情報を集めてから行ったほうがいいだろう。
ちょうど工事中の時
アスンシオン湾に面して建つ「大統領官邸」は、19世紀の後半にフランスのルーブル宮殿(美術館)を模して建築された。
多くの光が取り入れられるようU字型に設計され、正面出入口は柱廊で覆われている。建物の外観はイタリア式、内部の装飾はフランス式が採用された。官邸前は美しい花々で飾られておりなかなかの壮観だ。しかし、貧民街も近くにあるので車で移動しない場合は昼間に見学しよう。
1772年に建てられたコロニアル風の建物で、1811年5月15日、ここで独立が宣言された。現在は、当時の高官が使用した家具や調度品、衣服等が展示されている。
17世紀の半ばに建造された「大聖堂」は、中央と側面は柱廊で覆われ、正面には鐘堂が見えます。
主祭壇には、イエズス会とフランシス会から贈られた聖マリアが祀られ、今も多くの人が礼拝でここを訪れます。
ペティロッシ通りを中心に、小さな商店や露天商が集まっているエリアが「メルカド4」だ。ここでは食品の他、衣類や花、携帯電話、DVD、家具など、様々なものが販売されている。
しかし、食品や日用品(歯磨き粉、洗剤、石鹸など)は長い間、露天に置かれている為、商品が劣化している場合などもあるので日用品は普通のスーパーで買う事をおすすめする。
筆者は衣類や靴、電化製品などはここで購入する事もある。メルカドクアトロでは営業許可を出していない露天がたくさん存在している。それはもちろん警察に取締りされる対象だが、そういった店々は税金や土地代などが商品にプラスされていないのでちゃんとした店よりも安いのだ。
とはいえ、正規の店でないだけあって、ガラクタを集めて作った携帯やバッテリー、コピーブランドなどもたくさんあるので購入するときはよくよく吟味をしたほうがいい。特に安すぎる製品には注意が必要だ。
丘の頂上には、平和の勝利記念塔があり、アスンシオンの市街地、パラグアイ川と対岸のアルゼンチンが見渡せる、パラグアイ有数の眺望スポットだ。景色は綺麗だが、セントロからだとバスで30分~一時間ほどかかるし、夜中は街頭がほとんどなくなるので観光にいく場合は時間に余裕をもって必ず昼間に行くようにしよう。
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